嚥下と発声に共通する喉筋肉のトレーニングで誤嚥を防ぎ長生きしよう!
飲みこむ力をどれだけキープできるかが寿命を決定付ける鍵!
発声のブログなのになぜ、嚥下、誤嚥のことが論じられるのかと思われたことでしょう!
なぜなら、嚥下障害の仕組みと発声1は深い共通点があるからです。
これから、それについてのご説明をしていきます。
今回の動画では、嚥下【食べ物を飲み込む】の仕組みを中心にお話しします。
最近何かの拍子にむせてしまうことはありませんか?
むせてしまうのは老化のサインです。
しかも40代から始まっています。
この誤嚥【誤って飲み込む】によって引き起こされる危険なものは誤嚥性肺炎です。
でもご安心ください。
ある簡単な方法でのどを鍛えれば、体に良いことがたくさんあるのです。【専門医の見解】
喉を鍛えると良いことがたくさんあります。
喉を鍛えると健康寿命が確実に伸びるので、誰でも今日から簡単に喉を鍛えて誤嚥を防ぐ方法を知り、誤嚥予防をいたしましょう!。
スマートフォン操作しながらとか、パソコンしながら飲み物を飲んだり食べ物を食べたりして、[何々しながらの食事】、むせてしまったことはないでしょうか?
ながら食べは食べること【口に入れて噛んで飲み込む】動作に集中できないために誤嚥を起こす可能性が大きいです。
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まず喉の構造を見てみましょう
嚥下に際しては、咽頭,喉頭が関係しています。
喉頭は気管の入り口で空気の通り道になっています
舌骨や舌骨上筋群を介して下顎とつながっていて最前面に位置します。
甲状軟骨による喉頭隆起【のどぼとけ】は、外から容易に触ることができ、嚥下反射が起こると持ち上がりますので、飲み込みの指標として使われています。
一方咽頭は食物の通り道となってますが、鼻腔と後頭をつなぐことで空気の通り道にもなっています。
食物は口腔内で咀嚼され、食かい化して咽頭に送られます
【その際軟口蓋と舌根は共同して、送り込みの調節をしています。】
ここからが離れ業とも思える、嚥下がスタートします。
正常な嚥下とは?
気道を守る仕組みと食物を食道に運ぶ仕組みとが協調して働く
1 気道防御のしくみ~正常な嚥下では嚥下反射の起きることで喉頭蓋が後頭孔をふさぎ、声門を閉鎖します。
この時、鼻腔も軟口蓋で閉鎖し、気道が食物の経路から遮断されます。
2 食物を食道に運ぶ仕組み
嚥下反射が起こるまでの食物の流れ
液体の場合は、口から取り込まれた後、口峡が閉まり、嚥下反射が起こるまでは口腔内にとどまります。
固形物では口峡は完全に閉鎖せず、咀嚼中に一部の食塊が軟口蓋と舌根の共同作業で、送り込みの調節されて、咽頭へと送り込まれそこに集積します。
飲み物、食べ物が通る直前に気管に蓋をして食道に導きます
これが、正常な嚥下です。
この嚥下は脳神経が司っていてわずか0.5秒の反射運動という絶妙なタイミングで行われる離れ業【超絶技】です~
喉頭を上げる ⇒ 気管の入口を閉じる ⇒ 食道を開く ⇒ 食べ物を食堂へ送り込む 絶妙な連係プレー
ここに小さなずれや、反応の遅れが生じると嚥下障害となる。
嚥下障害とは?
嚥下障害~嚥下障害者は気管に蓋をする機能がうまく働きません
2パターン種類
1 噛み砕かれた食べ物は喉頭蓋が閉じるのが間に合わずに、気管に入り混んでしまいます。
2 喉頭蓋が閉じている間に飲み込めずに、気管にこぼれ落ちてしまいます。
このようにして謝って肺に入った食べ物や唾液には細菌がたくさん入っているため、咳などで吐き出すことができないと肺炎を引き起こす原因となるのです
このような誤嚥を日常的に繰り返し、食べ物や飲み物と同時に細菌などを肺に取り入れてしまい誤嚥性肺炎となるのです
医師によると気管に入った食べ物は米粒の大きさなどでは、1~2週間かけて、白血球が分解します
現在介護が必要な高齢者の20%は嚥下障害と見られています
そして日本で4番目に多い死因である肺炎は何とその多くが誤嚥によるものと言われています
嚥下障害を防ぐために?
甲状軟骨による喉頭隆起【のどぼとけ】は、外から容易に触ることができ、紹介の部分で、【嚥下反射が起こると持ち上がりますので、飲み込みの指標として使われています。】と述べましたがこれを訓練している場面の映像をご紹介しますので、まねしてやってみてください。
最近では、喉の衰えは30代から始まるといわれています。
喉は年齢に関係なく、若いうちから衰え始めることがあるのです。
発声に関する問題を使用する耳鼻咽喉科の医師は近年は若い人にもどの衰えが起こっているといいます。
最近は30代ぐらいの人が声帯が痩せたような感じに見えて老人が訴えるような症状を訴える人が増えました。
原因は、オンライン使用時間が増え、声を使う機会が昔より減っているからです。
パソコンやスマホに向かう時間が多くなり大きな声で話す機会が減った~つまり、のどの筋肉を使う機会が減ったためです。
年代問わず、現代人はパソコンやスマホに対応し電話よりもメールが多くなりがちなので声を出す機会が昔に比べて少なくなっていることが喉の衰えの原因となっています。
ですので、今すぐに喉を鍛えるトレーニングを始めましょう!
カギを握る【のどぼとけを上下させる筋肉】
まねしてやってみよう!
一旦嚥下障害になってしまうと回復は簡単ではないそうです。
予防が大切だといえます。
そして正常な嚥下時に働く、咽頭,喉頭の筋肉群はHM発声トレーニングでも鍛えることができます。
HM発声ボディートレーニングに関しては、私のチャンネルやブログでご紹介していますので、どうぞご覧ください。
また、無料のプレゼントもご活用ください。
次回の記事、動画では歌が苦手でも喉が鍛えられる発声法のやり方を具体的にご紹介するので楽しみにされていてください。